熊本市南区富合町|木原不動尊

木原不動尊 寺院案内

当山は正式名称を「雁回山 長寿寺」と号し、天台宗に属する比叡山延暦寺の末寺です。
熊本市南区富合町木原にあるため、一般的には「木原不動尊」の通称で親しまれています。
ご本尊は天台宗開祖・最澄が一刀三礼して刻んだと伝えられる不動明王立像で、千葉県成田市の成田山新勝寺(成田不動尊)、東京都目黒区の瀧泉寺(目黒不動尊)と並ぶ日本三大不動尊の1つであり、九州三十六不動霊場の第19番札所です。

お不動さんは庶民の煩悩を断ち切り、悩みの海から救いあげてくださいます。 當寺は檀家を持たない純粋な祈願寺です。神社にお参りするのと同じように、日々の息災を願ったり、 また安産祈願や交通安全祈願などのお願いごとなどにお気軽にお参りください。 午前7時から日暮れまで、いつでも僧侶が控えておりますので、ご相談ごとやご祈祷など特別な予約のご心配なくいつでもお越しください。

・お不動さん(水引不動)

ご本尊の不動明王立像は、かつて大かんばつに苦しんだ地域の民を救ったことから「水引不動」とも呼ばれています。

・放牛地蔵

肥後国の僧・放牛が1722(享保7)年から17年かけて作った石仏(地蔵、阿弥陀、観音、釈迦、薬師、混合仏を含む)百余体をいい、放牛という名前と他力という言葉と何体目かを銘してあります。
當寺に安置されているのは64体目で享保14年9月と彫られています。

・宝篋印塔(ほうきょういんとう)

境内にある宝篋印塔は、肥後の三筆ともいわれている、豪潮律師によって建立されました。豪潮律師は民衆に信仰を広めると共に、御霊供養・飢饉救済を目的として大小合わせて約84,000の仏塔を建立したとされています。